7時半に起床し洗濯。
ベランダでの水やりを済ませたら読書。
今日は低温で強風の天気予報。
テニスへの参加は中止し家で読書をする事に。
昨日から読んでいる「猿ヶ辻風聞」の続き。
1863年に起きた姉小路公知卿暗殺計事件について気になる事が幾つもあった。
うち一つは刺客に襲われた際、公知卿の太刀を預かっていた筈の従者、金輪勇が刀を渡す事もせず逃亡。
程なく斬殺されてしまった。
もう一人の従者、中条右京は刺客3名のうち2名と奮戦。
後に、刺客は田中新兵衛と証言
ちなみに、証拠品となった刀は公知卿が奪った、と言う事になっているが、去り際に刺客が置いていった、いう話も出た。
これでは田中新兵衛に疑いが向けられて当然。
更に、中条右京は長州への七卿落ちの際、それに同行。
途中、生野の変に関与し銃殺されている。
公知卿の従者2名は怪しいな。
更に読み進めると、尊攘派の急先鋒だった公知卿は暗殺数日前に勝海舟の案内で幕府の軍艦を視察。
勝より開国と海軍の整備の重要性を説かれたそうだ。
更に暗殺事件の翌日に江戸から老中小笠原長行が1,600名の兵を軍艦に乗せ来阪。
将軍家茂公を足止めしていた朝廷は上を下への大騒ぎになったのだそう。
この辺りはイギリスから生麦事件の賠償金の支払い催促が厳しく数日単位で動きがある。
朝廷だけでなく幕府も右往左往。
しかも、家茂公を補佐する慶喜公の側近には日本人初のフリーメイソンの西周が近侍。
慶喜公の迷走ぶりも納得ですわ。
側に仕込みのプロが居るのだから。
この辺りはもう少し詳しく調べる事に。
13時に昨夜以来の食事。
お腹が満たされたら、午後も読書。
ドイツ系ユダヤ人のウォーバーグに関する本、「ウォーバーグ ユダヤ財閥の興亡 上」を読むことに。
きっかけは、CIAの前身にイギリス人のウォーバーグ氏が関わっていた、という記事を読んでから。
図書館で「ウォーバーグ」で検索するとこの本がヒット。
早速、読み始めると、ウォーバーグ家はドイツ系ユダヤ人でそのルーツはヴェネチアへ遡るそうだ。
確たる証拠のある登場は1559年でフランク王カール大帝の築いた都市ヴァルブルクに移住した、とあるそうだ。
そのウォーバーグ家が栄え始めたのはモーゼス・マルクス・ウォーバーグの娘ザーラ・ウォーバーグと婿のアビー・ザームエル・ウォーバーグの子供達の代から。
兄のジークムントと弟のモーリッツの兄弟はウォーバーグ銀行を大きくしながら多くの子供達を儲けた。
特にモーリッツの息子達5名は全員が有名。
長男のアビーだけは商売人ではなく美術史家の道を歩んだ。
この本を読んでいる限りは悪い人達ではない、と思う。
が、裏を取るために調べていると、ロシア革命の為にレーニンを汽車に乗せてロシアに送り出した、とかアメリカの中央銀行の創設に尽力した、とか出てくる。
まだ、下を読んでいないので何とも言えない。
兎に角読み進める事に。
17時から夕食作り。
鰯のつみれ味噌汁、玄米ご飯、炒り豆腐、マカロニキャベツサラダ。
今日一日運動していないのであっさりメニューに。
家族から大好評だった。
後片付けを済ませたら読書の続きをする事に。
歩数計は3584。
充実した一日だった。