2023/12/24日曜日
7時に起床し洗濯。
ベランダでの水やりを済ませたら8時に畑へ。
一昨日植えた苗に水遣り。
霜が降りていた。
帰宅後、読書。
幕末の名宰相阿部正弘に関する本。
愛国幕臣が一杯出てきて感動する。
まず、老中首座を務めた大久保忠真。
この方は阿部正弘が元服する前から彼がやがて日本を背負うリーダーになると目を掛け死の間際に老中水野忠邦にも引き継いだ。
更に、将軍職を家慶に譲ったあとも権力を握っていた大御所家斉公を水戸の斉昭公を以て隠居せしめた。
忠真公亡き後、水野忠邦が改革の名のもと数々の政策を打ち出すも配下の鳥居耀蔵が暗躍。
彼はまず庶民の味方の大塩平八郎の罪状にあることないこと書き連ねて貶めた。
又、矢部定兼や高島秋帆、川路聖謨など多くの愛国幕臣を冤罪で罪人に仕立て上げたり左遷に追い込んだ。
恐怖政治の様相に。
ここで水野忠邦に鉄槌を゙下ろしたのは上様家慶公。
三方領知替えで庄内藩を巻き込み、それに失敗すると罰のように印旛沼干拓のお手伝い普請を命ずるなど将軍家の評判を落とした忠邦の失策に駄目出し。
1843年に罷免した。
その前に、家慶公は水戸在府中の斉昭公が寺を破却したり蝦夷地拝領願いを出した行状を゙責め隠退に持ち込んだ。
これにより阿部正弘の仕事はやりやすくなった。
鳥居耀蔵は軍備に力を入れようと邁進していた江川坦庵をも陥れようと画策していたが親分の水野忠邦の失脚により中止。
しかも、その失脚を知るやすぐさま次の老中首座土井利位(としつら)に鞍替え。
その土井利位も江戸城失火の際、十分な再建費用を賄えなかった責任で罷免されると1844年に水野忠邦は再登板。
彼はこれを機に自分を裏切った鳥居耀蔵を断罪。
しかし、耀蔵も負けじと忠邦の悪事を暴露。
忠邦は1845年に強制隠居・謹慎を命じられた。
要職に在るものを処罰するのって難しいのな。
自分らは手を汚さず悪事は下っ端にやらせるからなかなか尻尾を掴ませないし。
暴れん坊将軍の上様も苦労してたな。
阿部本は二冊借りて交互に読んでいる。
障害が次々と取り除かれ行く様を読むのは気持ちが良い。
今は阿部正弘の配下だった松平近直が勘定奉行に就任し采配を奮っているところを読んでいる。
正弘公は何人もの子を失い、憔悴している奥様の看病をしていたが、遂にその奥様も帰らぬ人に。
プライベートで凄惨な目に遭っている。
今日は最後まで読むことに。
13時に昨夜以来の食事。
午後も読書と調べ物。
18時から夕食作り。
カキフライとササミカツ、豆乳シチューとパセリ、ブロッコリーと千切りキャベツ、ケーキ、ウォッカ梅酒ロック。
夫がキリスト教信者でもないのにケーキを焼く、というので自分もそれに合うようなメニューに。
が、揚げ物がヘビー過ぎたのかお腹一杯でケーキは食べられない。
明日食べる、と寝てしまった。
後片付けを済ませたら営業終了。
歩数計は5712。
読書三昧で幸せな一日だった。