2025/9/30火曜日
4:45に起床し5:20に畑へ。
まだ薄暗い中、液肥を施肥。

帰りがけの6時にフェンネルをチェックするとイモムシがうじゃうじゃ。
昨日も15匹以上駆除したが、今日も同じ位。
空前のベビーブーム到来、on fennel。
帰宅後、シャワーと洗濯。
やる事やったら読書と調べ物。
昨日に引き続き、星亮一著「小栗上野介」
薩長に下された倒幕の密勅は下記の通り。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%8E%E5%B9%95%E3%81%AE%E5%AF%86%E5%8B%85
朕、朕、朕、言ってるけど、この時、本物の明治天皇(睦仁親王)は生きているのか?
大室寅之祐か?
それとも箕作圭吾にすり替わったか?
何れにしろ、この3人のうちの誰一人「討幕」言ってないやろ。
傀儡だもの。
城中で幕閣、諸有司の大評議があったのは10/21。
朝四ッ(午前十時)に総登城の触れがあり大広間に老中達が並んだ。
大政奉還の経緯を小笠原が述べたが大広間は非難轟々で収拾がつかず。
夜中まで侃々諤々と論じ合い、大政奉還に反対する声が大勢を占めた。
その空気を見て忠順が立った。
「薩長の策は百も承知である。大政を奉還させて、幕府の権限を奪い、一気に倒幕に出るに違いない。かくなる上は大挙幕兵を上京させ、君側の奸を追い払い、上様を江戸にお迎えする事でござる。但しはっきり申し上げておくが戦をしろというのではない。十分に戦略を練らずして開戦すれば敵の術中にはまる」
小栗「戦をしろというのではない」
↑誰だよ、小栗が主戦派と言ったのは。
戦をしろと言うのではない、て言ってるやないかー!
小栗「各々方、目を見開きなされ。上様が議長になるというのであれば、土佐公、越前公だけでは話にならぬ。島津公(琉球国王)、毛利公、更には薩摩の西郷や大久保、長州の諸君達公卿衆も我々の前に出てはっきり明言すべきてはござらぬか。それが無い以上、納得は出来ぬ」と大喝した。
小笠原「上野介の言う通りである。即刻上京せよ」
小笠原が命じ、老中松平縫殿頭、稲葉兵部少輔、若年寄永井肥後守、大目付滝川播磨守、陸軍奉行並石川総管、藤沢志摩守らが歩兵二大隊、大砲一座、騎兵、遊撃隊若干を率いて24日から順次、京に向け出発。
松平と稲葉は京都に着くや慶喜に何故に政権を奉還されたのが、今更徳川家を潰しては東照宮様に申し訳が立たない、と訴えた。
が、慶喜は「今回、余が独断でもって大変革を成したのは、もとより見る所があっての事である。そちたちは江戸に帰り余の意を伝えよ」
と一行に江戸に戻ることを命じた。
軍艦の手配に追われていた木村摂津守の日記に虚しく江戸に帰される陸軍の事が記されている。
「陸軍上京のところ、途中よりお差し止めの風聞なり」
「京師より御目付牧野土佐守早追にて、上京の陸軍兵隊お差し止めの由」
忠順の献策は入れられなかった。
↑これ、取り入れたら、幕府は大勝してたのに。
この時点で薩長土の三藩だけやで。
入ってて安芸藩とか。
しかし、誰かが慶喜に入れ知恵して上京を止めさせたな。
10/26,忠順宅にイギリス公使館の書記官アーネスト・サトウが来訪。
傍らに秘書の野口富蔵がいた。
野口は会津藩士。
サトウ「パークスの代理で参りました。大君が自ら進んで高い地位から退いた事は素晴らしい事です」
忠順「しかし、余りにも性急で我々に何の下問も無かった。その事が気がかりです」
サトウ「お気持ちはわかるが元々大君は他国の帝王に比すべく地位には無かった。今回、大政を奉還し、立法、司法、外交、国防など国の重要案件に関して権限を有する中央集権国家に生まれ変わるとは日本にとって喜ぶべき事です」
忠順「薩摩、長州、土佐が心からそれを望み、これまで日本大君として果たして来た将軍を十分に評価し遇してくれれば、それはそれで良い。しかしそうではない。大政奉還で権力を奪い、慶喜公を追討しようという動きがある」
サトウ「そのような事を私は知らない。土佐も薩摩も大君が新しい議院の議長になる事を約束しています。だから大君は退位されたのでしょう」
↑"土佐も薩摩も大君が新しい議院の議長になる事を約束しています"
してねーよ。
嘘付いたな。
王政復古のクーデター後の新政権のメンバーに慶喜公は入ってない。
忠順「それは違う。将軍は越前と土佐の甘言に乗せられただけだ。私にはそう思えてならない。薩長は続々兵を上京させているではないか。仮に都で戦乱が起きた場合、イギリスはどうされるのか」
サトウ「イギリスはあくまで中立です。決して薩長にも幕府にもつかない。この事ははっきり申し上げたい。私達は責任の持てる国家が戦いによってではなく、平和裡に出来る事です」
忠順「しかし、グラバーは依然武器を売り続けているてはないか」
サトウ「イギリス政府は関知していない。従ってイギリスの海軍、陸軍が加担することは無い」
忠順「はっきり約束して頂けるか」
サトウ「勿論だ。今度はこちらから伺うが、幕府はフランス軍の支援を仰ぐのか」忠順「内戦に他国の軍隊を借りる事は毛頭考えていない」
↑その頃、パークスは本国から「決してイギリスが後ろで糸を引いている、と言うとを悟らせないよううまくやるよう」と書かれた手紙を受け取る。
しかーし、ばーればれ。
フランス革命の時もそう。
裏で奴らが糸を引いていたんよ。
フリーメイソンな。
忠順「薩長のやり方は好まぬが私の願いは新しい日本国を造る事。
はっきり申し上げればロシアにもイギリスにもフランスにも侵されない。強国日本。道は遠いが、その為にも横須賀製鉄所や陸海軍の改革は実現させます。もう一つ申し上げたい。私は幕臣です。幕府に対する恩義があります。しかし私はそれにこだわってはいない。幕府が無くなり新しい日本が生まれた時は新しい人達に政治は託す度量はあるつもりです」
↑「土蔵付きの売家」と全く矛盾していない。
これが武士よ。
今日はここまで。
12時に昨夜以来の食事。
午後も読書と調べ物。
16時から夕食作り。

ビビンバ、サラダ、蓮根の肉バサミ、味噌汁、ご飯、長男のお弁当のおかず、ウォッカ梅酒ロック+赤紫蘇ジュース。
18時半に食べる事に。
歩数計は6698。
充実した一日だった。