2025/9/20土曜日
3時半に覚醒し読書と調べ物。
昨日に引き続き星亮一著「小栗上野介」
パークス「借金を今年中に支払うべし。但し兵庫、大坂開港の条約勅許を得ればその限りにあらず。その際、輸入税率も減ずること」
↑な?言うことがヤクザやろ?
長州がぶっ放した戦争で何で幕府が賠償金払うん?
生麦事件もそう。
何で薩摩藩がぶった斬った外人の補償金を幕府が払うん?
刑罰だって、各藩で異なる。
各藩の自治、裁量はデカいんよ。
パークスは在京の慶喜に迫った。
拒否すれば砲撃も辞さぬ(←キターーー!砲撃ヤクザ外交)というパークスの強硬姿勢を受けて10/5, 小御所で朝議が開かれ遂に帝が諸外国との条約を認めた。
↑孝明天皇がやっと外国からの砲撃の恐ろしさに目覚めた。
この動きは翌日昼過ぎ江戸に急報された。
ところが、またしても慶喜の責任逃れが露顕。
朝廷側がパークスの砲撃外交に怒り、幕府を責めると「それは外国奉行栗本安芸守に責任がある」と瀬兵衛に閉居を求めた。
↑お前は瀬兵衛の上司やろ!?上司が責任取らんで、何のためにおる?
瀬兵衛は怒り狂って帰って来た。
ロッシュのとりなしで一旦は収まったが翌年早々瀬兵衛は外国奉行を外れ十ヶ月程寄合に転じている。
10日後、忠順の屋敷に瀬兵衛、日高、益頭、田辺らが集まった。
田辺「長州は薩摩の名義でどんどん小銃を買っています。最近もミニエー筒4000挺、ゲーべル筒3000挺を注文したそうです。代価は九万両を越えるということです。その時クラバーは百万ドルくらいの金はいつでも用立てると言ったそうです」
忠順「百万トルあれば軍艦をニ、三隻買える。戦争しろとけしかけているようなものだ」
瀬兵衛「日本もシナと同じようになる」
この年の暮れ、忠順は柴田から背筋の寒くなる手紙を受け取り、イギリスの本心を見せつけられた。
モンブラン伯爵なる件の怪商が自分は薩摩の代理人と称しパリの新聞に「薩摩は琉球王であり、幕府とは異なる独立の君主である」と大々的に発表したそうだ。
↑これ、大事な史実じゃね?
薩摩は琉球王て。
幕府と異なる独立の君主だって。
教科書に載せた方がええ。
もう一つ困った事が書かれていた。
オランダに留学中の軍艦頭取肥田浜五郎が、機械類の購入に異議を唱え、製鉄所の立地は横須賀ではなく江戸が良いと主張。柴田は設計責任者はヴェルニーである、と肥田を退けた。
↑奴らによる分断&離間工作やな。
慶応二年(1866)元旦。
江戸城大広間で年始の儀式があるも、将軍家茂も後見職の慶喜も上京中で不在。
前年秋に幕閣が大幅に入れ替わっている。
老中首座に坂倉伊賀守勝静、老中に小笠原壱岐守長行が復帰。
他に、水野和泉守忠精、松平伯耆守宗秀、松平周防守康直、井上河内守正直の顔ぶれ。
坂倉が近々上京し、将軍と長州問題を協議すると述べ「長州藩父子を蟄居せしめ、藩領を十万石に削減致す」と声高に叫んだ。
続いて小笠原が「とかく優柔不断がかかる事態を招いた。人心みな幕府をおもうこと切なり。この際、断じて行えば鬼神もこれを避く。英断を以て進むべし」と演説。
諸国の大名かこぞって長州征伐に同意しているわけではない。
薩長が軍事同盟を結び、それをイギリスが支援していることも伝わっており、尻込みするところさえある。
↑ヤクザに支援される薩長。
老中はそれぞれ担当制に。外国担当は松平周防守康直。
坂倉と小笠原が上京するので忠順の上司は周防守。
周防守は大名家の出で、文久二年の遣欧使節で副使を務めている。
外国奉行並兼神奈川奉行の経験もあり理知的な風貌で外交団の受けも良かった。
渡欧の際はイギリス、フランス、オランダ、プロシア、ロシア、ポルトガルを歩いており「齢三十ほどであるが非常に怜悧」と報じられていた。
それにしても瀬兵衛が間もなく辞任するのは残念。
必ず復職させてやると心に誓った。
午後、帰宅すると年賀挨拶の親戚知人が引っ切り無し。
漫才の若松福太夫も顔を出し周囲を笑わせていた。
松平康英(周防守康直)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%BA%B7%E8%8B%B1
上州権田村から藤七をはじめ、銀十郎、磯十郎ら若者も駆け付けてくれた。
忠順は小栗家の主人として「今年は小栗上野、正念場の年になる。長州との間で戦も起ころうが、余は製鉄所の建設に全力を注ぐ。この手で軍艦を造り、エレキ(電気)を起こし、蒸気車も走らせる」
と、年始の挨拶をした。
↑素晴らしい👏
バリの柴田日向守剛中一行が1/26に帰国。
2/2に登城した柴田から報告を受けた。
「五月にヴェルニーが職工約10人を連れて参ります。ヴェルニーは業務を熟知し、全てを速やかに処置し実に頼もしき男にございます。おかげで全て順調に運びました」
忠順はフランスでの薩摩の事も尋ねた。
柴田「新納刑部、五代才助ら数名がパリに来ておりまして琉球王として大博覧会に出展すると言い触らしておりました」
↑ここにも薩摩琉球王の証言者がー!
やはり、教科書に載せるべきなのでは。
今日はここまで。
6時過ぎに畑へ。
大勢のイモムシが出迎えてくれた。
On the fennel.


6時半に帰路に。

帰宅後、シャワーと洗濯。
合間にベランダガーデニングの水やりと藍ちゃんチェック。
今朝、注文していたpH試験紙が到着。
早速試験。

品温29度。pH11台。 気温24度。
撹拌後、プクプク音がした。
藍ちゃん活動中。

やる事やったら10時から読書と調べ物。
夫はマンション管理組合の臨時総会へ行った。
5月の総会でいきなり600万の建物診断の調査費支出案の議題があって紛糾。
今日、臨時総会に。
話し合ったが、採決で600万の支出は可決されたそう。
DSは医療利権に飽き足らずマンション管理費利権に集ってますぜー。
12時に昨夜以来の食事。
納豆ご飯ともろみ汁と残り物でお腹を満たした。
13時から次男とテニス。
何と13時半に臨時総会か終了。
総会会場はテニスコートの目と鼻の先。
終了予定時間を1時間半もオーバーしていた。
14時に帰宅後、本日2度目のシャワー。
良い汗を掻いた。
午後も読書と調べ物。
16時半から夕食作り。

レンズ豆とチキンのトマトカレー、サラダ、チーズ竹輪、ローストナッツ、ウォッカ梅酒ロック。
良く呑み良く食べた。
7合用意したご飯は売り切れ、追加で炊いた。
うちの男共はようご飯を食べる。
お皿は長男が洗ってくれた。
カレーのお替りを食べたら、有り難く読書と調べ物を゙する事に。
歩数計は11530。
充実した一日だった。