arimahamaの日記

アメバから引っ越しました。

オートファジー1460日目と藍建て⑩と小栗上野介⑪

2025/9/7日曜日

4時半に起床し5時過ぎに畑へ。

先日の豪雨で畑はまだぬかるんでいた。

収穫だけして帰宅後、今年最後の赤紫蘇ジュース作り。

2.5リットル分作った。

そして、藍建てチェック。

気温25.3度、品温29度、pH11台。

更にベランダガーデニングの水遣りのついでに玉ねぎの種まき。

やる事やったら8時半から読書と調べ物。

 

昨日に引き続き星亮一著「小栗上野介

 

春嶽「このような次第になったのは畢竟、政令が二途より出るが為だ。かくなる上は断然、大権を帝にお返しする他はあるまい」

政事総裁職の辞職を願い出て、福井に帰ってしまう。

忠順は春嶽の無責任さに呆れた。

幕府瓦解の兆しさえある最悪の事態だ。

諸外国からは、攘夷は貿易を進める我が国の利益に反する。

攘夷断行となれば横浜自国民の保護も各国海軍の重要な任務となる。

なので、海兵隊を上陸させ、今度は浪士達を壊滅させる、と意気込んだ。

忠順は横浜に出かけフランス公使ド・ベルクールと秘密会談を持った。

忠順「幕府は日本政府として各国と通商条約を結んでおり、今更破約は許されない。私は歩兵奉行として軍事力を行使し、攘夷を撤回させることも考えている」

ド・ベルクール「当然だ。フランス政府は全面的に幕府を支援する。我々は他の国のように日本への領土的野心はない。あくまでも貿易が円滑に行われる事を願っており、その為にも攘夷は認められない。必要とあれば我が艦隊を応援に出す」

忠順「ありがたいが、これはあくまで我が国の国内問題である。当面、幕府の力によって解決したい」

忠順は歩兵頭・藤沢志摩守、大砲頭・塚原治左衛門、騎兵頭・倉橋育之助に兵の上京を準備するよう命じた。

忠順は、外国から汽船を借り上げ、一千の兵を上京させ、その兵を背景に和親条約を認めるよう帝に懇願する。

日高や益頭、田辺太一らも賛成。

↑世界の現実をその目で見て来た者達。

孝明帝も外国を゙見れれば良かった。

が、帝が気軽に外遊できる時代では無かった。

せめて、世界を見た経験があって、且つ、誠実なブレーンが居てくれれば。

帝の周りには帝を利用して幕府を倒そうと画策した者ばかり………………………。

 

全ての責任は己が取ると言い、配下に汽船の借り上げや洋式の鞍やピストルの購入などを進めさせた。

発注先はド・ベルクールの顔を立ててフランス。

忠順の計画が完全な形で実行されれば京都は間違いなく幕府軍支配下に入り、攘夷派は決定的な敗北を゙する筈。

しかし、この計画は突然中断。

↑調べたら、イギリスがすっぱ抜いてこれを報道。

フランスに抗議したらしい。

英「フランスばっか儲けてずるい」

 

四月二十六日早朝、塚本真彦が「日本橋に殿を誅罰するとの張札があり、奉行所から与力、同心が出たそうでございます」と報せた。

この計画を゙知っているのは幕府陸軍の首脳と外国方、各国外交筋。

 

更に京都の連中にもバレ、孝明帝は激怒。

小栗は勘定奉行と歩兵奉行を辞任する事に。

↑奴らは従前通り、幕府が朝廷に勝ったら困る。

 

日本橋に小栗誅罰の張札を立てたのは水戸の家中と奉行所は嗅ぎつけた。

水戸藩士鈴木大の日記に「関東の威をもって天子をひしげ(つぶす)付け候くらいの積もりにて、歩兵を上らせるは小栗の論より出来候ことなり」とある。

↑この段階で幕府の武を示威する事が出来ていれば、或いは幕府が存続し植民地化も免れ得たのでは。

 

江戸城黒書院では賠償金の支払いと攘夷断行を巡って連日、評議が開かれていた。

支払い期限の4/21が過ぎても方針が固まらない。

攘夷断行の日取りは5/10。

↑確か翌日5/11(笑)、日付が変わってから長州が外国船に攘夷断行。

幕府のせいにする為の。

またまた幕府に賠償金を肩代わりさせて、幕府の金蔵を空っぽにする為。

帝から五月十日を期し横浜も大坂も鎖港せよと命令が出ている。

幕府が外国と結んだ通商条約を一方的に破棄せよという。

↑しかーし、相手(諸外国)は言う事聞かないと大砲で街を焼き尽くすよ?と脅す奴ら。

中国も奴ら諸外国の言う事聞かないでいたら大砲ガンガン撃たれて大勢の一般人が死んだ。

孝明帝はそういう事知ってて命令した?

無役となった忠順は誰に気兼ねすること無く裏工作に奔走。

頼りはフランス。

公使ド・ベルクール「オグリ、我がフランスの汽船で兵を上京させ、帝の考えを改めさせよ」

これを受けて小笠原も決断。

板倉は全てを小笠原に託し再び上京。

今や、小笠原が江戸の責任者。

今日はここ迄。

 

 

11時に昨夜以来の食事。

納豆ご飯と味噌汁でお腹を゙満たした。

13時から次男とテニス。

帰宅後シャワー。

涼みながら読書と調べ物。

17時半から夕食作り。

ゴーヤのカレー炒め、イカとネギとキャベツの酢味噌和え、ご飯、味噌汁、長男のお弁当のおかず、ウォッカ梅酒ロック。 

良く呑み良く食べた。

お皿は長女が洗ってくれた。

有り難く読書と調べ物をする事に。

 

歩数計は7629。

充実した1日だった。