2025/5/25日曜日
6時に起床し皆の朝食作り。
雨予報なので畑と洗濯はお休み。
8時過ぎにさいたま市長選挙の投票へ。
帰りにおやつ用のパンを購入。
長男宅にもお裾分け。
帰宅後、読書と調べ物。
この最後の刈和野戦での西軍は、薩摩兵が戦死3傷5、福岡兵が戦死4傷4、大村兵
戦死7(10)傷32,平戸兵戦死14傷不詳。
庄内兵は戦死4(引き揚げ後死亡も含めると計14)手負い14、山形兵傷1 。
15日潰走した一関兵は戦死33,手負い22。
↑驚いた。こんなに死傷者が多かったとは!
これは、物頭の責任の人災や。
一関藩の戦死者は刈和野の本念寺に同藩士により埋葬された。
庄内隊の戦死者のうち、治郎右衛門隊の新宮卯助・須藤文内は刈和野の福常寺へ埋葬。
大作隊の阿部米治・鈴木茂右衛門の両名は神宮寺新町の南翁院に葬った。
〈猪太夫隊獅子奮迅、境の激闘〉
↑タイトル見ただけで泣きそう。
9/15の一番隊の戦いに話を戻す。
荒川にあった大隊長甚三郎は、本道境方面の応援に石川猪太夫隊とその付属の加藤竹三郎隊(農兵一番隊)、松井三十郎隊(元臼兵衛隊)の三小隊を出発させた。
荒川を出たのは既に午後3時頃。
土地の農夫に案内させ右手の山中に入り道なき道を苦労し日も西に傾く頃漸く境村を見下ろす山上に到着。
農家に火を掛け本道の上淀川で戦っている亀ヶ崎・松山隊に合図。
三小隊は一斉に敵の背後から鬨の声を上げて打ち掛かった。
西兵は慌てふためき周囲の山中へ逃げ込んだ。
奇襲は成功した。
が、急を聞いた西軍の増援部隊が続々と駆け付け。
本道背後の船岡(境北西2キロ)にあった新着の因州鳥取兵一大隊と薩摩兵一隊や亀ヶ崎隊と交戦していた長州・小倉・秋田兵らが引き返してきた(これは昨日、角館から間道=現・国道46号線を進み、荒川を経由して長駆応援に馳せた西兵約700名の一部)
更に、一旦、山中に逃げ散った秋田・新庄兵も再び攻撃に参加。
庄内三小隊と言っても実数は約100名強。
初めの動揺が治まるとこれに気が付いたようだ。
境に火の手が上がるのを見て一番隊の奇襲が成功し、敵陣に動揺が走ったのを見て亀ヶ崎隊も奮進。
先鋒の多田翁右衛門(物頭・400石)隊のみで本道へ。
余りにも突進が早く後続が遅れ気が付けば僅か十数人で敵中に孤立。
何とか切り抜けて脱出するも、西軍の首四つと引き換えに戦死2名、手負いも翁右衛門含め3名という損害。
後続の中村権太夫隊などは
「射撃せんには味方を打つことになり、打たずに進めと云いたりしに、翁右衛門進んで前に有りけるより、進むべき者もなし」
と連携の悪い拙い戦闘をしている。
庄内三小隊は前後左右に敵を受け、文字通り袋の鼠に。
このままでは全滅は免れない。
折からの暗闇に乗じて、ここから敵の囲みを破って脱出するまでの2時間、敵味方両軍白刃を奮っての凄まじい混戦、乱闘が繰り広げられた。
余勢を駆って秋田・新庄兵も闘志を漲らせて太刀打ちの死闘に加わった。
秋田兵にも奮戦せさるを得ない理由があった。
庄内隊が雄物川を渡って秋田領内深く侵攻した時、藩主義堯始め久保田城下は沈痛な色に包まれた。
更に9/11,椿台の戦況偵察に向かった馬術士渡辺儀兵衛が疑心暗鬼の固まりで戦場の松並木を見て「敵兵正に近づけり゙」と帰って報告。
↑え?
これにより、久保田城下は勿論市外の男女まで大騒ぎに。
藩主義堯は14日夜、仙北方面の各隊長にあて、必死の奮戦を厳命。
13日の沢副総督に続いてここ秋田でもZ旗が上がった。
敵中に孤立した庄内猪太夫隊はその苦闘の様子を『庄内戦争録』に残している。
「散々に打ち込まれ、怯え兼ね接戦し、敵も味方も入り交じぬ。岡田仁和太三人の隊下を受け、抜き合わせ戦いしを猪太夫遥にこれを見て、廿間計の間駆け来たって声を掛け、太刀を抜て向いたるに、敵直に取り出せしを、両人共に追いかけて二人を切る。仁和太は夫れより尚進み、戦うと見えたりしが、終に敵中に入って死す。高橋与惣右衛門は敵両人と切結び、猪太夫の眼前に於て一人を切る。折節、猪太夫・三十郎及び其半隊令犬塚久弥、その他両隊の兵廿人余纏まる、進退爰に窮まりたれば、一方を切り抜けて引くべしとて、西手の山に駆け込む」
↑これ、作戦に問題無いか?
最初に奇襲作戦やるとか。
敵も元気だし、弾も一杯あるし。
猪太夫は新九流兵法の武術師範で剣の達人。
この窮地でも遺憾無く実力を発揮。
手練の早業で西兵を斬り伏せ脱出する。
同じく猪太夫門下の剣士で、先に戦死した石川柳助・荻野勝蔵の親友、岡田仁和太もこの戦いで戦死した。
↑最後の戦いに於いて、庄内一番隊も死闘。
暗闇での一騎打ちとか。
今日はここまで。
11時40分に夫と長男とお孫ちゃん達が来訪。
うどんを茹で、ぶっかけうどんを提供した。
お昼寝をしない孫達を見て夫と長男は14時に気分転換にお散歩がてらさいたま市長選の投票に。
15時半から夕食の用意。

鮭のちゃんちゃん焼き。
あっという間に完食された。
お皿は長女と長男が洗ってくれた。
長男一家は19時半に帰って行った。
歩数計は6347。
充実した一日だった。