2025/2/23日曜日
5時半に起床し中華麹の仕込みとおやつの酒粕クッキー、夕食の下拵え。
途中、出麹。


そして、味醂の仕込みも。
もち米を蒸し、出来立ての米麹を使用した。
合間に洗濯とベランダガーデニングの水遣り。
やる事やったら、読書と調べ物。
昨日に引き続きヒルデガルト・フォン・ビンゲン著、プリシラ・トループ英訳、井村宏次監訳「医学と自然学」
p.213の第五の書「魚」の中で紹介されている「クジラ」に関する記述が興味深った。
クジラの身に宿る活力は極めて強くこれを食べるとあらゆる悪性の体液や虚弱な体液の流れを阻止する。
更に、悪魔の邪気を感知しそれに対抗する息を吹きかけるようになった。
クジラの身は健康人と病人にとって健康に寄与する良質の食物である。
空中の霊はこの力を軽蔑し忌避する。
クジラは悪魔的なものを感知すると皮膚を収縮させ、恐ろしい形相をして幻影に対抗して凄まじい息を吹きかける。
精神が錯乱している人はこの身を相当量、合わせるのはパンだけにして度々食べると正気に戻る。
脳の部分は食用としての価値は無い。
動物の脳を食べると人間は衰弱して害を被る。
しかし、これの脳で作った軟膏は強いギヒトによって藻掻き苦しんでいる人、または瘧や潰瘍のある人は患部にこれを塗布すると癒される。
突然に心臓が衰弱する人はクジラの心臓を磨り潰し水に入れて飲むとよくなるだろう。一方フィヒトに苦しむ人はこの同じ粉末をワインと水に入れて飲むとフィヒトは消え去るだろう。
※ギヒト(gicht): 痛風、関節炎、リューマチ、腰痛、坐骨神経痛 体液の動揺を巻き起こす事。中風に苦しみ機能が停止し衰えている時に人は「ギヒト」の状態になる。(p.14)
フィヒト(vicht):新陳代謝に伴う問題を示す。疲労、虚弱、活動力減退、痛みや痙攣の再発の病。
↑クジラが魚に分類されている事とか、そもそもヒルデガルトはクジラを食べた事あったのだろうか、とか突っ込みどころ満載ではある。
クジラがとっても賢い動物である事は再認識された。
次に、p.303の第八の書「爬虫類reptiles」これに関する記述は更に興味深った。
その始め、神の造り給うた創造物は全てが良きものであった。
それから、悪魔は蛇を使って人間を惑わし、人間は楽園から追放された。
そののち、報復しようと神の意を試した被造物達は人間共々一層悪い状態に。
それに対する報復として神はその地に冷酷で毒を振り撒く害虫を種から発生させ人間達を容赦なく殺し地獄のような罰を現出せしめた。
↑「神」は「報復」で「罰」を喰らわせるのな。
天罰みたいな?
これって、悪魔に魂売って無い人間も喰らうんか?
神の許可のもと、害虫達は人間を死に至らしめる程の毒を用い、地獄の恐怖の一撃を与えたのである。
人間が堕落する前、それらの害虫の体内には死に至らしめる毒液ではなく、"美味しい"液体があった。
また、アベルの血が流され地上が腐敗した時、地下の世界に殺人者達を罰する新たな炎が燃え上がった。
↑「美味しい液体」とか「アベル」とか「地下の世界」とか何の事かさっぱりわからん。
間もなく、神の意志により、地下の世界からある雲が湧き上がり、地上に広がった。その雲から非常な悪性の体液が地上に降り注がれた。
毒を以て人間を殺傷する最も有害な害虫がその地から繰り返し泡立つように発生。
人が人を殺したからにはその害虫達を行使して人間の肉体を罰せねばならなかった。その後、神の報復による洪水が起こり人間が地上から一掃された時、水中では生きていけない害虫はその洪水によって窒息死。
↑ノアの方舟の事?
害虫の死骸は洪水によって地上の至る処にばら撒かれ、洪水が引いた時には死骸は毒にまみれ腐敗。
その腐敗物から同種の虫が生まれ出て、世界中に拡散された。
その中には毒を以て人間も動物も殺すもの、人間のみを殺す種類などがあった。
生まれつき邪悪な魔術を僅かに真似出来る害虫は、毒を用いて人間のみならず動物をも殺害。
邪悪な魔術を模倣しない害虫はその体内の毒性が少々弱い為、その毒によって死のみならず多くの病や危険を人間に与えるが動物を殺す力は無い。
↑やたら、害虫が出て来る。
虫でそんなに大勢死ぬ?
この時代だから、それで人々を恐怖に陥れる事が可能だった?
地下の世界が頻出するのも気になる。
地下の世界て何?
キリスト教の人にはわかるんか?
爬虫類系宇宙人が話題だけど、それと関係ある?
宇宙、宇宙、言うけど、皆の興味を宇宙に惹きつけて、「地下の世界」に興味を持たせないようにしてる?
こちらも突っ込みどころ満載ですわ。
今日はここまで。
11時から大豆を蒸す作業。
今日から醤油の仕込みをスタート。
30分で蒸し上がり、醤油用種麹も用意し、さあまぶそうとしたとき、小麦が無い事に気付いた。
何せ年に一度しかやらないから、作業の手順を覚えていない。
急いでフライパンで玄麦を炒り始めた。
2つのフライパンを並べ、合わせて1.5kg分を交互に炒める。
約30分掛かる。
石臼も用意しないと、だ。
夫に炒る作業を手伝って貰い、その間、石臼をセット。
炒め上がったら、今度は夫が石臼で玄麦を挽く作業。
自分は残りの1.5kgをフライパンで炒めた。
が、途中で石臼の下に敷いている、挽いた麦を貯める木の器が一杯に。

臼をどかして、大鍋に開けないと、だ。
結局、この臼をどかす作業を2回やる事に。
夫も長女も重くて無理、というので2回共に自分がやった。
今、うちで一番力持ちなのは自分よ。
最初に麦を500g用意出来たら、漸く、醤油仕込み用豆麹作りの続き。
圧力鍋の中の大豆をパイレン布に広げ温度測定すると51度。
まだ、暖かくて良かった。
37度まで下がってから種麹と玄麦をまぶしてよーく混ぜ混ぜ。
米麹の時のように発酵機へイン。
但し、設定温度は最低の25度。
豆麹は品温が上がりやすい。
上がり過ぎには要注意。
昨夜以来の食事は台所に椅子を持ち込み、玄麦を炒りながら食べた。
これはこれで美味しかった。
夫の協力の元、無事に第一回豆麹のセットが終了した。
次からは大丈夫。
暫し休憩後、
15時半から夕食の仕込み。
今日は食べた事は無いけれど、美味しそうなのでニューレシピに挑戦。
牛肉を安く買えたのでクックパッドで検索。
バングラデシュの炊き込みご飯のビリヤニ(テハリ)を作ってみる事に。
家にカルダモンやクローブの実、シナモンスティック、クミンシード、ベイリーフ等があったのでそれをフライパンで乾煎り。
そして、それをよめっこちゃんで粉状に。
牛肉と玉ねぎとエリンギを炒めたら中華麹や、塩胡椒、ナツメグ等をふりかけ。
次に先程粉状にしたスパイスを加えよーく炒めたらヨーグルト。
本当ならこれらとお米を炊き込むけれど、既にご飯4合分あるので混ぜ合わせる事に。
17時半に長男一家が到来。

ビリヤニ(テハリ)、白菜サラダ、コンソメスープ、ウォッカ梅酒ロック、どら焼。
どら焼は長女が手作りした。
ビリヤニ(テハリ)は大好評。
目出度く完売。
孫達も食べていた。
夫が大絶賛していた。
お皿は夫が食洗機に処理。
食後はお茶も煎れてくれた。
皆で美味しいお茶と長女の手作りどら焼を堪能。
19時半まで団欒した。
読書と調べ物をしてから寝ることに。
歩数計は7328。
充実した一日だった。