arimahamaの日記

アメバから引っ越しました。

オートファジー1259日目とビンゲンの聖女ヒルデガルト⑩

2025/2/22土曜日

5時に起床し米麹の品温をチェック。

43度をヒット。

発酵機の温度は32度に設定。

麹菌ちゃん達大活躍よ。

麹蓋2つに分け入れて再び発酵機へ。

次に長男一家へ差し入れのカボチャスペルト小麦入り玄米お粥を調理。

更に、おやつ作り。

サワークリームクッキー生地を冷蔵庫で寝かしている間にクルミ入りココアブラウニーを調理。

焼き上がったら、次は、サワークリームクッキーをオーブンへ。

これらもお裾分け。

やる事やったら読書。

 

昨日に引き続き、種村季弘著「ビンゲンの聖女ヒルデガルトの世界」

ヒルデガルトによると、狂気はあくまでも正確な病因分析の上に措定された病気であって断じて「悪魔憑き」ではないということ。
ヒルデガルトはこの時代の狂気=悪魔憑きという謬見から、この明視家は完全に自由だった。
中世に於いて数少ない、最も早い精神医の1人が彼女だった。
ヒルデガルトは著書である医学書「病因と治療」の中で癲癇のような病気についても記している。
ヒルデガルトの癲癇特効薬は、モグラの血を乾燥したものに、雌鴨の嘴、雌鷲鶏の脚を加えて粉末状にしこれを水で冷やしたり天日に干したり、更にまた動物や鳥のレバーを加えてどうにかしたりと、誠に複雑怪奇な工程の末に出来上がる「マクベス」の魔女の秘薬のようなもの。
それも混合の割合や数量が精密に指定されており、自分で調薬してみなければ書けそうにない処方箋である。
彼女はこの特効薬を調製し、癲癇発作の急場に投与した事があったのでは。

 

ヒルデガルト本は返却期限が迫っているので最後の本を読む事に。

 

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン著「聖ヒルデガルトの医学と自然学」
英語版翻訳 プリシラ・トループ
監訳 井村宏次
訳 聖ヒルデガルト研究会

まずはp.17から始まる植物について、気になる部分を抜粋。

植物はどれも温か冷の何れかの性質を帯びており、温の植物の熱は精神を、冷の植物の冷気は肉体を示し、それに応じて成長する。
この2つの性質について熱か冷のどちらかが横溢している時、その草花は良く繁茂する。
もし全ての植物が温に属していて、冷の植物が無ければ、使用するにあたって困難を生じる事になるだろう。
逆に全てが冷の植物で温が無ければ、人がバランス崩れを招く事だろう。

というのも、温は冷と、冷は温とそれぞれ対抗する事により、体内のバランスが保たれているからである。
植物の中には強い芳香を秘めていたり、きつい悪臭を放つ種類もある。

それらの香りの力は、悪霊が作る多くの病気を予防したり軽症で済むように働いてくれる。

また、元素が(分布しているように)泡を内包した草花もあり、人々はその植物を用いて未来を占う事がある。

それは悪魔が草花を使って人々を惑わしている。

悪魔は泡を内包した草花を好み、草の中に自らを溶け込ませている。

植物の中には強い芳香を秘めていたり、きつい悪臭を放つ種類もある。

それらの香りの力は、悪霊が作る多くの病気を予防したり軽症で済むように働いてくれる。

また、元素が(分布しているように)泡を内包した草花もあり、人々はその植物を用いて未来を占う事がある。

それは悪魔が草花を使って人々を惑わしている。

悪魔は泡を内包した草花を好み、草の中に自らを溶け込ませている。

↑なんと、悪魔(くん)は草花の中にも潜んでおるのか。

泡を内包した草花て、何があるんだろ?

多くの植物が紹介されていたが最も注目したのは「コムギ」

コムギ 温の性質。

全粒粉にして焼いたパンは健康人にも病人にも良い。

しかし、全粒粉からふすまを取り去った粉(セモリナ=硬質小麦の胚乳部から製する粒状澱粉)から作られたパンは全粒粉パンに比べて力が弱く栄養価も低い。

ふすまを含まない小麦粉は鼻汁など体内の泡状粘液(mucus「英語版翻訳者による序」参照)を増加させてしまう。
もし、精神に異常を来たしその為に苦痛が生じ思考能力が停止してしまったような時には粒の状態のままのコムギを用いる。

↑12世紀の人、ヒルデガルトも色々と知っていたのな。

他にも気になった植物はメモをした。

今日はここまで。

 

10時過ぎに長男一家が差し入れを受け取りに到来。

嫁と病み上がりの下の孫は11時に帰って行った。

長男と上の孫は家で昼食を食べる事に。

その前に夫と長女と公園へ。

その間、自分はご飯作り。

急遽、炒り豆腐を調理。

他に味噌汁と納豆を提供。

孫は醤油掛けご飯を2杯平らげた。

そして、15時頃帰って行った。

長男一家は17時半に再登場。

バタバタしたので画像は無し。

ホットプレートでアサリと牡蠣と海老のアクアパッツァを調理。

底に昨夜から浸水させたスペルト小麦も敷いた。

その間、大豆と鶏ささみのコンソメスープを作成。

パスタも400g茹でた。

パスタはあっという間に完売。

アサリが美味しかった。

長女と嫁がお皿を洗ってくれた。

長男一家は20時に帰って行った。

読書と調べ物をする事に。

 

歩数計は7961。

充実した一日だった。