2025/2/20木曜日
5時に起床し長女の朝食とお弁当のおかず、次男のおにぎり、おやつのココアブラウニー作り。

合間に洗濯とベランダガーデニングの水遣りを済ませたら9時に畑へ。
一昨日スコップで掘り返した畝に籾と糠を施肥。

鍬で漉き込んだ。

一昨日移植したレタスや春菊、ホウレンソウにも水遣り。
一日水遣りしなかっただけで萎れていた。
10時に畑を後に。
スーパーで買物をし帰宅後、11時から読書と調べ物。
ヒルデガルトは座して死を待つよりは、死を賭して旅に出た。
1170年、ヒルデガルト72歳!の時のシュヴァーベン旅行の途上、ヒルデガルトはキルヒハイム・ウンター・テックのキルヒハイム僧院を訪れ、僧院長のヴェルナーから書面によら挨拶を要請された。
ここで、ヒルデガルトは彼女の書簡中最も美しいヴィジョンを展開。
この場合もヴィジョンと病気は同時に襲ってきた。
「主の託身後の1170年、私はかなり長い期間病に伏しておりましたが、身体も精神もはっきり醒めた状態て1人の非常に美しい女性の御姿を見ました。えり抜きの優美、愛らしくも人を惹きつけて人間精神には到底理解し尽くせない美しさを備えておいでです。御姿は地上から天空にまで聳え立っておりました。貌は至高の光彩に煌めき渡り、眼は天上を直視。白絹の衣装を着、更に高価な宝石ーエメラルドとサファイアー、それに小真珠と真珠に飾られた輝くばかりに明るいマントを身に纏っておられます。足には瑪瑙を履いていました。」ところが天上的な美の化身は次のバラグラフでは一転して二目と見られぬ汚穢にまみれる。
「けれどもその貌は泥まみれで衣装は右側がずたずたに裂けて、マントもそのえり抜きの美しさを失っていました。靴は上から下まで汚れておりました。」
そして、女は天に向かって叫ぶ。
「お聴き召されや、天よ、げにもわが貌は穢されております。悲しまれよ、地よ、げにも我が衣は千々に裂けております。震え召されや、深淵よ、げにも我が靴は汚れております。狐には洞穴が、空の鳥には巣がございます。けれども、私には救うてくれる者も一人とてなく、また掴まって支えとなるに足る杖もございませぬ。」
この形象が表しているのは教会である。
教会という美しい女が穢され、病み呆けるがままに放置されているのだ。
声は続けて言う。
「其れ故にこの有様を見、嘆く言葉を聞いたそなたよ、これを司祭達に告げるが良い。彼らは民衆を善導教化すべき任にあり、使徒達に命じられたように、彼らには《全世界を巡りて凡ての造られし者に福音を宣傳えよ!》と命じられたのだから」
ヒルデガルトも「神の民衆を善導教化すべき任にある」者の一人であるなら「使徒」のように「全世界を巡りて凡ての造られしものに福音を宣傳へ」なければならない。
其れ故、彼女は病を押して「使徒の旅」に出たのである。
↑70歳過ぎても!
ヒルデガルトは1170年2月2日から復活祭までの40日間悪魔憑きと言われたジグヴィツアというケルンの貴族出身の既婚女性を精神治療。
完治せしめた。
ゴットフリート/テオードリヒの「自伝」によればヒルデガルトはジグヴィツァが「黒と蒸気が一丸になったもの」に取り憑かれていると診断。
そういうものに(光が)遮蔽されて暗黒化している。
黒い蒸気(又は黒い煙)というのはメランコリアの病因として挙げられている体内物質である。
従ってこれはガレノスの四体液説に則った診断に他ならない。
↑ガレノスてパラケルススにディスられてた人や。
ということは、ジグヴィツァは悪魔に憑かれていた訳ではなく体質的又は体性的疾患を病んでいるだけなのである。
今日はここまで。
このあと、ヒルデガルトがどのようにこの女性を完治せしめるのか、楽しみにして読む事に。
12時に昨夜以来の食事。
午後も読書と調べ物。
17時から夕食作り。

鶏のさっぱり煮、麻婆春雨白菜、もやしサラダ、昼の残りの蓮根肉挟みと鰯ハンバーグ、ウォッカ梅酒ロック。
これに玄米ご飯と味噌汁をプラス。
良く呑み良く食べた。
後片付けをしたら営業終了。
読書と調べ物をする事に。
歩数計は8341。
充実した一日だった。