2024/11/8金曜日
5時半に起床し長女の朝食とお弁当のおかず、次男のおにぎり作り。
朝の家事を済ませたら8時45分から読書。
昨日に引き続き、青木健著「アーリア人」
㈢インド・パルティア人の歴史（1世紀初頭〜1世紀後半）
〈スーレーン家が支配するサカ人たち〉
モガ王家・ヴォノネス王家・アゼス王家はいずれも中央アジアから直接インドへ行ったか、イラン高原を通過したにしてもそこに留まることなくインドへ行ったサカ人の代表。←インド・サカ人な。
これに対しアルシャク王朝のミフルダート2世に誘われるままにイラン高原東南部のスィースターンに留まり、一応アルシャク王家に臣従してからインドへ向かったサカ人をインド・パルティア人と呼び、区別。
彼らの大王のヴィンダ・ファルナフ（ギリシア名ゴンドファルネス）の出自については諸説。
①中央アジアから移動したサカ人達の族長説
②ミフルダート2世の命令でサカ人達の討伐に向かったスーレーン家の将軍が話し合いの結果サカ人達の大王に推戴され土着した説は考古学者E・ヘルツフェルトが唱えた。
彼によるとスーレーン家の中で最も武勇に優れていたヴィンダ・ファルナフがアルシャク家の弱体化に乗じて後20年にサカ人達を率いてスィースターンで独立したのがインド・パルティア王国ー別名ーパフラヴァ王国。
〈ヴィンダ・ファルナフ大王の伝説と史実〉
㈠伝説
①イエス・キリストの生誕を予言したベツレヘムに現れた３博士の1人
②使徒外伝の一つ「トマス行伝」で「グドナファル」の名で登場。東方でトマスの宣教により最初に改宗したキリスト教徒として尊崇を集める。
③近世ペルシア語文献「シャー・ナーメ」に登場する英雄ロスタムのモデル。
イラン領スィースターン州ザーボルの広場に銅像。
軍神として尊敬を受ける。
㈡史実
①スィースターンで支配を確立
②インド・サカ人の王朝がアゼス2世没後に混乱しているのに乗じインド西部に侵入し大成功。
「諸王の王」の称号を名乗った。
後世に建てられたタフテ・バヒーのカローシュティー文字碑文とコインにより裏付けられる。
※彼の傘下としてサーサーン家が出現。「サーサーン家」の家名が歴史上に出現する初出。ペルシアの神官家系のサーサーン家と関係があるのだろうか？
〈パフラヴァ王国の成立と分裂〉
ヴィンダ・ファルナフの帝国はモガ大王の帝国にスーレーン家が治めるスィースターンを併せた領域に及び、領土的にサカ人の王朝の中で最大規模に。
しかし、46年に一代の英雄ヴィンダ・ファルナフが没すると空中分解。
スィースターン本国はスーレーン家が継承したが彼らはアルシャク王朝の大貴族という立場に復帰。
インド西北部はインド・サカ人とインド・パルティア人が入り乱れ、そこへ大月氏がサカ人と同じコースを辿り南下。
パフラヴァ王国は55年の短命王朝だった。
今日はここまで。
大月氏て調べたら元々中国北西部に住んでいたのな。
そこから匈奴とか色んな民族に追われ、インド北部まで移動した、と。
これが1世紀の話なのだから凄い。
普通に馬乗ってたし馬曳車持ってたし、鎧で重装備してたし。
この頃は国際法という概念も無いだろうし、弱肉強食ありありの世界だったから非武装の民間人にとっては恐ろしい時代だったな。
現代は侵略者にいきなり大根みたいにぶった切られ殺される事は無いけれど、為政者が酷いと真綿で首を絞められるかのように搾り取られる。
働いたら罰金な。
9:45に買い物へ。
11:30に帰宅後、食材を収納し夫の昼食を用意。
12時に畑へ。
買ってきた白菜の苗を植え付け。
ついでにアオムシチェック。
キャベツ三株に同じサイズの赤ちゃんアオムシを発見。
今朝とかめっちゃ寒かったで。
この気温で卵から孵ったんか？
それとも、暖かくなってから悪魔くんに連れて来られたか。
また、納豆菌培養液作るか。
12:45に帰宅後、昨夜以来の食事。
午後は調べ物。
斎藤元彦元兵庫県知事を知事の職から引きずり降ろそうと画策した中身が酷い。
まず、斎藤知事によるパワハラで自殺したと報道された職員は人事部や教育委員会の要職に就いており、10年間で10人の女性職員と不倫。
自分はこれをネタに脅されたのでは、と推測。
バラされたくなかったらやれ、と。
この方、定年退職間際に斎藤知事に関するデマやでっち上げに塗れた怪文書を作成し無記名で告発。
程なく、この自殺した職員が怪文書の送り主と判明。
どうやって分かったんだろうね。
天下り先も決まり定年退職まであと3日、という所で知事はこの職員を退職保留に。
一方、県議側は百条委員会を立ち上げ斎藤知事を追及する事に。
この自殺した職員も証言する予定だった。
が、その証言予定日の数日前に自殺。
何故なら証拠となる、その職員のPCには女性職員との不倫の証拠となるデータや知事を陥れる計画のやり取りメール等が保存されており、知事や副知事等も把握済み。
百条委員会でそれらも一緒にバレてしまうから。
ホントに自殺なん？
これ、最早刑事事件やないの？
色々と。
ちゃんと調べてや。
17時から夕食作り。
鱈のムニエル、鶏モモの酒粕漬け焼き、小松菜とエノキとキャベツの胡麻もろみ和え、サラダ、ウォッカ梅酒ロック。
良く呑み良く食べた。
後片付けを済ませたら営業終了。
読書と調べ物をする事に。
歩数計は7912。
充実した一日だった。
