arimahamaの日記

アメバから引っ越しました。

オートファジー1053日目と畑と「ためされた地方自治 原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年」②

2024/7/31水曜日

3時45分に起床し朝食作り。

4時半に畑へ。

 

まずは作物の被害をチェック。

24日に植えたミニトマト苗は隣の牛蒡も巻き込みながらほぼ枯れ死。

そして、唯一生き残っているトマト。

が、まだ花も咲かない。

枝豆も枯れ始めた。

水遣りをしている時、ネギ畝側にも大量の緑の液が撒かれているのを発見。

すかさず、水を撒いて中和。

今日は4時半から8時まで作業。

 

帰宅後、長女に頼まれ駅まで送迎。

9時に漸くシャワー&洗濯。

ベランダガーデニングの水遣りは9時半に。

日が高くなり猛暑の中での作業となった。

10時半から読書。

 

昨日に引き続き、珠洲原発本。

今日は詐欺師達の手口について。

 

1999年10/11(←奴らの好きそうな数字)朝日新聞の朝刊一面トップに「原発用地取得 ゼネコン介在 関電 買収を依頼 模擬契約 分割割譲 発覚恐れ画策」
関西電力大阪市)が石川県珠洲市に計画している珠洲原子力発電所の予定地付近で反対派住民と見られていた地主の所有地の買収を清水建設などに依頼。

これを受けて大手ゼネコンの関係会社数社がこの土地を取得。

記事によれば、原発用地の先行取得は1993年〜1994年頃に進んだ。

著者は「反対派住民と見られていた地主」が原発用地の取引のすえ脱税で起訴された事件の公判を傍聴。

被告人は神奈川県に住む医師。

約40年前に珠洲市高屋町を離れたが広大な土地を持つ、所謂、不在地主

公判初回では、女性検察官が立ち上がり土屋勇造の脱税経緯について説明。

「被告人は珠洲市内に所有していた土地を1993/12月〜1994年2月の間にアール・アンド・エム株式会社らに7億5千万で売却。売った事を隠す方法は無いかと角田健二らに相談。売買契約書の他に土地を担保にした虚偽の金銭消費貸借契約書を交わした。1995年3月の税務申告の時、この土地の代金を1994年分所得に入れないまま申告をして被告人は脱税に及んだ」

次回公判にアール・アンド・エム社の角田健二(仮名)が呼ばれる。

※登場人物はほぼ仮名な。

高屋町に住む住職の小川竜一は角田を知っている。

初めて訪ねてきたのは1993年。

角田は山口守という石川県金沢市の不動産ブローカーを連れて現れた。

①お花畑をやりたい、②お寺を立派にしますよ➂農業研究所の社長になって欲しい④ホスピスの施設の所長になりませんか。

断っても次々と違う話を持って来た。

兎に角高屋の土地が欲しい感じだった。

2000年1/31, 関電側のダミーと言われる角田健二(アール・アンド・エム株式会社)が横浜地裁の201号法廷で証言台に。

裁判長 売買契約書の無い物件が一つある。

角 記憶がはっきりしません。

裁 理由は?

角 契約書は全て買主側で作成。

裁 売買契約書ではあなた(角田)が買主。つまりあなたは仲介人?

角 仲介人ではなく中間的所有者。不動産の言葉では「中間省略」と言う。登記上出てこない名前で実際にこの間ににいる存在。

裁 「中間省略」者とは?

角 転売人です。

中間省略登記」とは登録免許税を節約する目的で中間を省略して行う登記。

裁 転売利益は?

角 土屋勇造先生にお渡しした7億5千万と買主から頂いた金額との差が転売利益です。

裁 買主から幾ら貰った?

角 11億ちょっと。会社としての利益は3億強。

転売するだけで3億の利益て、買主はどれだけこの土地が欲しかったんだか。

この角田ていう転売人は生きてるんだろうか。

暴れん坊将軍的には上の黒幕に殺され、3億は取り上げられるパターンだが。

末端は斬り捨てられるんよ。

スキーム考案は「買主側」

土屋側弁護士 土屋勇造と親族が所有している全物件を9つに分割して契約書を作り4つの会社と取引するスキームは誰が考えた?

角 買主側。

弁 買主側のどなたですか?

角 小野昭吉(清水建設子会社ティ・エフ・ケイ北陸の社員)と関口登(関西電力社員)

裁 ティ・エフ・ケイ北陸の親会社はゼネコンの清水建設

角 はい。

裁 関口登はどこの会社?

角 関西電力

裁 このスキームを作った理由を一番良く知っているのはどっち?

角 小野昭吉。

裁 売買契約書と金消契約書を二重に作る事も小野昭吉や関口登が決めた?

角 そうです。

「金消契約」:「金銭消費貸借契約」の略称。借りた金額と同じ額を必ず返すと借り主が約束した上で行う金の貸し借り。

被告人土屋とアール・アンド・エムの間で土地の売買契約を交したならそこに生じる金は売買代金。
土地を担保にした「金消契約」ならその金は借入金。
「担保」とは借り主が借金を返さない場合に備え予め借り主の財産を押さえる事。

土屋勇造が脱税で起訴されたこの裁判では土屋が受け取った金は売買代金か借入金かが争点になる。

借入金なら収入ではなく脱税罪は成立しないということ。

土屋 関電の言う通りにやっただけ。売買契約か金消契約か自分は関知しない。

検察 被告人が虚偽の金銭消費貸借契約を作成した。

弁 二重の契約書を作ったのは誰?

角 買主側。

弁 真の買主はどこの会社?

角 清水建設佐藤工業西松建設熊谷組というゼネコン四社。

ティ・エフ・ケイ北陸 石川県金沢市に所在し1993年12/17設立。土屋勇造の土地取引の直前。ダミー会社。

「土地は誰の手に?」
弁 買った物件の権利証は受け取った?
角 はい。
弁 誰からいつ?
角 土屋勇造先生から取引直前に。
弁 いつ?
角 1993年12月。
弁 権利証は一括?契約毎?
角 一括して預かった。

弁 契約前に一括で権利証

を預かった理由は?

角田 問題があった場所なので一括で預かった。

弁 あなたが要求したんでしょ?普通大事な権利証を事前に全部渡すなんてありえない!!!

角 そうですね。プロだったら権利証がどういうものか分かっていますからね。←詐欺師の面目躍如キターーー!

角田 騙される方が悪い(にっこり)

 

今日はここまで。

「権利証」は絶対渡しちゃアカンぜよ。

 

12時に昨夜以来の食事。

お腹が満たされたら午後も読書&調べ物。

 

16時半から夕食作り。

鮭カマ、ししゃも、ニラ奴、枝豆、サラダ、鶏むね肉の青唐辛子醤油添え、ウォッカ梅酒ロック。

お皿を洗ったら営業終了。

 

歩数計は10801。

充実した一日だった。